歩く 鎌倉街道・中道
 二子→ 鶴ヶ峰
 
(神奈川県川崎市高津区)(横浜市旭区)
 iー愛ロマンチカ
     
この区間は、2016.2.24に歩いた。
前夜の天気予報は、太陽が照る快晴で気温もそれなりに温かい。
ところが、実際には太陽など一度も顔を出すことなく、真冬の寒さ。どうして、天気予報はこうも当たらないんでしょうね。
予報のせいにしたくありませんが、相変わらず道に迷い確か5回くらいはありました。この性分悲しくなります。
この区間も、宅地開発による旧道の消滅があちこちにあった。これは、都会の宿命ですね。
         
東急田園都市線二子新地駅到着 7:15。
   
駅舎を出て左折し、信号交差点を左折する。
その先すぐの前回の終点、川崎市高津区の
二子神社参道入口鳥居前を出発、7:41。
太陽の照らない真冬並みの寒さのせいか、防寒着をしっかりと着込んだ若い女性の通勤者も多い
二子大通り商店街を西南に進む。電柱に、「
大山街道標識
鎌倉街道は大山街道と重なることが多く、ここの通りも重なっている。
ただ、その場合殆どの地元では「大山街道」と呼ばれている。
大山街道:江戸赤坂御門を起点として多摩川を二子渡しで渡り、雨乞いで有名な大山阿夫利神社(神奈川県伊勢原市)まで行く道
江戸中期には、庶民の「大山詣り」の道として盛んに利用されるようになり、この頃から「大山街道」として有名になった。

右側に、江戸初期農民と共に二子塚から移され二子村を形成した
光明寺
     
商店街の外れの高津信号交差点で、国道409号線府中街道を横断して反対側の県道14号線大山街道に入り、
大山街道標識が次々と並ぶ道を進み、右側に川崎市と合併した旧高津町役場跡に建つ「
川崎市大山街道ふるさと館」。
時間が早く、まだ
開店前
    
館入口右側に、
正面に「是より北 高幡不動尊道 南川崎道」、左側面に「西大山道」と刻まれた、1829年(文政2)建立
道標
この道標は、大山阿夫利神社へ参詣する大山道と高幡不動金剛寺へ参詣する府中道の交差する角に建てられたもの。
その先に、江戸時代代官小泉次太夫が14年かけて完成させた二ヶ領用水にかかる
大石橋
道の反対側に、
溝口・二子宿の問屋跡
    
14号線を進み、溝口駅入口信号交差点を直進し、池上本門寺に次ぐ賑わい誇る御会式が執り行なわれている宗隆寺前を通り、
次の
栄橋交差点も直進して14号線をすすみ、道なりに左にカーブする。
このカーブする辺りから、
その先高津区役所西側下作延2丁目28番の丁字路辺りまでの、約300m区間の道が消滅している。
     
迂回路の経路ー1
     
下作延2丁目28番の丁字路辺りが旧道との接続点
丁字路を右折し、
ゆるい坂道を上って道なりに左にカーブし、分かれ道は直進してアルバゴルフクラブ前を進む。
    
ゆるい坂道を上り、丁字路を直進する。
丁字路角に、昔西国巡礼から戻った村人が子を授かったお礼に建てたという「
笹の原の子育て地蔵
その先の、ローソン角の
丁字路も直進する。
      
突当りで、国道246号線厚木街道に出て左斜めに横断することになるが、
この時間帯厚木街道は車が数珠つなぎで、また近くに横断歩道もない。
ここで、ちょっとだけ迂回する


迂回路の経路ー2 (下記)
左折して街道沿いに進み、約50m先の梶ヶ谷信号機の末長歩道橋を渡る。
歩道橋に立ち、右手は
厚木街道の数珠つなぎの車の列。左手前方の分かれ道は左手が旧鎌倉街道中道
ここは、錯覚しやすい道になっているので、歩道橋から確認されることをお勧め。

    
歩道橋を下りて、先ほど歩道橋上から確認した左手の信号のある道を進み、
宮崎中学校入口信号を通り宮前区に入り、
川崎市宮前生活環境事業所前を進み、
その先の
宮崎団地前信号の分かれ道は右手の急坂を下る。
    
一直線の急坂を下り、その先で宮崎第二公園沿いに左にカーブするゆるい坂道を上り、信号交差点を直進する。
    
ゆるい坂道を上り、花園橋北信号交差点を直進し、その先のサンクスコンビニ前の信号分かれ道は左手を進む。
   
一直線の坂道を下り、突当りを右折し、田園都市線沿いに坂道を下る。
    
宮前平駅北口の前を通り、突当りで道なりに左折し、
田園都市線のガード下を潜り宮前平ガード下信号交差点を横断して反対側の坂道を上る。
    
ゆるい坂道を上り、信号交差点を直進して坂道を上り続け、坂を上り切ったところの交差点は右折する。
実は、ここで間違って直進して左側の小台公園沿いの坂道を下ってしまった。
とても勘違いしやすい交差点で、25分のロスタイム。

    
交差点を右折してすぐの分かれ道を左折し、道なりに坂道を下り、下り切ったところで広い車道に出て右折する。
    
ファミリーマートの前を通り、分かれ道は左手を進み、ゆるい坂道を下る。
    
鷺沼入口信号交差点を直進し、道なりに進み、分かれ道は左にカーブしてガードレールの道を進む。
    
突当りで国道246号線厚木街道に出る。
ここから、南西方向の都筑区あゆみが丘と牛久保の境界丁字路までの、約800m区間の道が消滅している。
          
迂回路の経路ー3
           
都筑区あゆみが丘と牛久保町の境界上の旧道との接続点から坂道を下り、分かれ道は右にカーブする。
    
その先の分かれ道も右にカーブし、次の分かれ道は左手を進み、その先の突当りを右折する。
    
坂道を下り、下り切ってところで県道102号線を横断して、反対側の都筑区と青葉区の境界坂道を上る。
    
下り坂となり、道なりに進んで横浜市営地下鉄ブルーライン高架下を潜り、都筑区と青葉区の境界の道を進む。
    
左側木立の中に、「霊泉の滝」案内板。奥に小さな滝壺と筒先から滴り落ちる霊泉。
霊泉の滝案内板:「滝不動尊は、誠に霊験あらたかです。此の地域に雨の降らない時、雨乞いすると必ず降りました。
昔から喘息、百日咳、風ひきなどお水を戴きながらお願いすると必ず治癒しました。
滝壺等汚さないでください。老馬鍛冶山不動尊堂守」

その先のマンション角を
右に曲がる
    
マンションの塀沿いに進み突当りで左折し、早渕川沿いに進んで突当りを右折し、鍛冶川に架かるを渡ってすぐ左折する。
    
道なりに進み、ライオンズマンション角の突当りを右にカーブするが、旧道は直進する。
旧道は、このカーブ地点からその先青葉区荏田町の真福寺の東南の角までの、約200m区間が消滅している。
ここでは、迂回する
突当り左側に、
下宿庚申塔
下宿庚申塔:1793年(寛政5)、荏田村下宿の婦人たちにより建立されたもの。
下宿は、当時大山街道の江戸を発って一日目の宿場であったので、その入口としての道標でもあった。
               
迂回路の経路ー4
    
真福寺の東南の角の旧道との接続点を右折し、境内沿いに進んで左にカーブし、その先で階段を上る。
    
階段を上り切って車道に出て左折し、住宅街を道なりに進み、右側荏田第三公園前を通り、突当りを左折する。
     
住宅街の中をまっすぐ進み、青葉区と都筑区の境界にある白い建物に突き当たる。
旧道は直進するが、ここから都筑区荏田南3丁目28番の陸橋下辺りまでの、約800m区間が消滅している。
       
迂回路の経路ー5
    
都筑区荏田南3丁目28番の陸橋下辺りが旧道との接続点
接続点から
道なりに進み、さくら公園信号交差点を直進する。
   
その先、突当りの田辺信号交差点で、旧道は消滅する。
旧道は、突当りを直進し川和町の都筑が丘第七公園約50m手前までの、約900m区間が消滅している。
    
迂回路の経路ー6
            
川和町の用水路のガードレールのある丁字路が、旧道との接続点
用水路沿いに進み、都筑が丘第七公園前を通り突当りで横浜上麻生道路に出て左折する。
   
すぐ先「南富士株式会社」看板の立つ小さな橋を渡り、小さな祠から右折し、細い道を進み突当りを道なりに左折する。
   
川和町地内のなんとなく当時お面影が残っていそうなを進み、左側に、「道祖神」(左)と「庚申塔」。当時の道の証かな?
その先左側に
鳥居
    
どこを探しても神社名なし。ただ、立派な「二十三夜塔」。
道なりに進み、
突当る
旧道は、直進し谷本川にかかる橋の袂まで続いていたが、この間の約50mが消滅している。
   
迂回路の経路ー7
    
谷本川にかかる橋の手前辺りが、旧道との接続点
改修工事で立派になった
谷本川にかかる橋を渡り、橋の中頃で緑区北八朔町に入り、渡り終えてすぐ右折して坂道を下る。
    
その先の精進橋際信号交差点を左折し、道なりに進み、精進橋南信号交差点で右折する。
    
広い車道を進み青砥町に入り、青砥町北信号続いて青砥中央信号を通り、青砥中央バス停先の丁字路を左折する。
    
道なりに進み、県道140号線に出る。
旧道は、140号線を直進し中山町の京セラコネクタプロダクツ前の丁字路まで続いていたが、
この約350m区間が消滅している。
            
迂回路の経路−8
       
京セラコネクタプロダクツ前の丁字路辺りが、旧道との接続点
丁字路を右折し、
三井リパークの塀沿いの道を進み、分かれ道は右手を進む。
    
マンションの間の道を進み、右にカーブするところで左手の細い道に入り、道なりに進む。
    
変則交差点を直進し、その先でJR横浜線踏切を渡って真っ直ぐ進み、交差点を直進する。
    
長泉寺の塀沿いに進み、突当りで車道を左斜めに横断し、マイバスケットとローソンストアの間の細い道に入り、道なりに進む
    
突当りで県道45号線中原街道を右斜めに横断し、反対側の中山町と寺山町の境界の細い道に入り、
ゆるい坂道を上る。
この細い道からは、基本的に上り坂となる。

    
坂道を上り続け、ただ今工事中の道をすり抜け、池ノ谷公園の分かれ道は右手の坂道を上る。
    
すぐ左にカーブしまっすぐな坂道を上り、その先の分かれ道は右手を進み、坂道を上り続ける。
    
突当りで車道を横断して旭区に入り、民家の脇の白根町と中白根三丁目の細い境界道のゆるい坂道を上り、
交差点は直進する。
    
中白根三丁目22の住宅街を通り、その先で空地の境界柵に突当る。
旧道は、境界柵を直進し中白根2丁目28番の曲り角まで続いていたが、この約150m区間が消滅している。
        
迂回路の経路ー9
     
中白根2丁目28番の曲り角辺りが、旧道との接続点
右にカーブし、
坂道を上り切り、中白根二丁目27番地辺りから坂道を下る。ここから、鶴ヶ峰までは基本的には下り坂となる
    
分かれ道は右手を進み、丁字路は直進し、道なりに坂道を下り相鉄ローゼンの脇を通る。
    
その先で白根通りに出て左折し、白根小入口信号を通り白根一丁目と五丁目の境界の坂道を下り続ける。
白根公園を過ぎ、高台に
旭図書館。立派な建物です。
    
坂を下りった突当りで白根信号に出て右折し、鶴ヶ峰本町二と鶴ヶ峰二の境界の国道16号線八王子街道を進み、
鶴ヶ峰バスターミナル信号を通る。
    
その先の横断歩道橋の鶴ヶ峰信号から左折して厚木街道に入り、最初の信号機の鶴ヶ峰駅入口信号交差点
左角の鶴ヶ峰一丁目の
細い道に入る。
    
道なりに左折し、突当りの旭区役所前を左折して、道なりに進む。
時は、15:49。
二子神社参道入口鳥居前を7:41に出発して、約8時間。

途中何度も道に迷うなどのロスタイムが多かったが、普通であれば6時間くらいかも知れない。
            
以下は、2016、5.18に歩いた。
分かれ道は、右手を進み、すぐ左側に畠山重忠の首が祭られたという「首塚」。
畠山重忠:鎌倉時代の武将で、清廉潔白の人柄らで「坂東武士の鑑と称された。
頼朝没後、執権となった北条時政の「鎌倉に至急参上せよ」の命で駆け付けた重忠は、
謀略で鶴ヶ峰で待ち伏せしていた北条軍勢の大軍によって討たれてしまった。1205年(元久2)6月22日、42才。

その先の
ビルの分かれ道は、右手を進む。
    
ビル外れを左折して旭区総合庁舎境界柵沿いに進み、
敷地内に畠山重忠の首を洗い清めたといわれる井戸があったという「
首洗い井戸標識
その先の
突当りのフエンスで、旧道は消滅している。
                  
相模鉄道本線鶴ヶ峰駅から、帰宅。

旅と旅行と