[’03.12.26 FRI.]
バチカンのサンピエトロ寺院へ
朝8時過ぎにホテルを出発。バスでサンタンジェロ城の側のピア広場に到着。ここから徒歩でサンピエトロ広場(左下)を通り、サンピエトロ寺院(中下)へ。内部はカトリックの総本山に相応しい大伽藍。エレベーターと階段でドームの上に上がることができる。ここからのローマ市内の眺めはすばらしい。ドームから降りた後、バチカン美術館に行くがこの日は閉館だったため、再び広場に戻り、サンピエトロ寺院から続く城壁に沿って歩き、ローマ時代の城・要塞の跡のサンタンジェロ城に入る。内部は武具などが展示されている。
古代ローマの遺跡に圧倒される
バスを乗り継ぎ、映画「ローマの休日」に出てくる真実の口のあるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会に。この円形の石造物は下水道の蓋だったそうだが、そのようなものにもこのような造形を施した古代ローマとはどのような都市だったのだろうか?
教会から10分ほど歩くとフォロ・ロマーノと呼ばれる古代ローマの中心部の遺跡に着く。大理石の建造物の遺構が大規模に残っている。長い年月の間よく残ったものと思うが、とにかく古代ローマの力を歴史を超えて見せられた気がする。遺跡を歩いて抜けると、コロッセオに行き着く。ここは、ローマ時代の奴隷を闘わせそれを見物するために造られたという巨大な競技場の跡。そのような目的にこのような建造物をつくったところに、かつてのローマ帝国の権力の大きさが象徴されているようで圧倒される。
トレビの泉とスペイン広場
コロッセオから再びファロ・ローマを抜け、ビットリオ・イマヌエーレ2世記念堂内の博物館を見た後、トレビの泉に。ここもそうだが市内は世界各国からの観光客で溢れかえっている。続いて同じく映画「ローマの休日」に出てきた階段と噴水が特徴のスペイン広場へ。ここからメトロに乗り、双子教会とオペリスクがあるポポロ広場へ。日没となったため散策を断念し、メトロに再び乗り、テルミニ駅で下車し、国立博物館に入る。30分ごとのガイドツアーで入るようになっており、英語とイタリア語の解説が行われる。ローマ時代の美術品を修復したものが見所。特に家屋に描かれていたというフレスコ画が後の中世の宗教芸術にも受け継がれていることがわかった。ホテルの近くでピザとパスタの夕食。
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