20075月 NY-ワシントンD..

[2007.5.2]成田→NY→ワシントンDC

 都営地下鉄と京成電車を乗継、成田空港へ。連休の中日の平日であり混雑はしていない。JL006便12:00発でNYへ。ほぼ満席。途中、アラスカやカナダ北部地方の上空を通過するが、大地は凍結している。

 NYのJFK空港にほぼ定刻どおり11:30に到着。テロ対策のため、個人別に写真撮影と指紋採取があり、入国審査に時間がかかる。ターミナルからAIRTRAINというリニア鉄道に乗り、終点で地下鉄に乗換える。ここから、9.11テロの犠牲となったワールドトレードセンターまで、直通で約1時間。乗降りが多く、終点まで乗車した人はほとんどいない。

 地下鉄の改札を出ると、センターの跡地で高層ビルを再建する工事がすすめられている。地上に出るとテロの犠牲者全員の氏名が掲示され、あらためて多くの人々が犠牲になったことが実感される。

 ここから、ブロードウェイを歩くとウォール街まではすぐ。密集する高層ビル街の中に神殿風の建物があるが、これがNY証券取引所で大きな星条旗が掲げられている。

 旧市庁舎の近くまで歩き、地下鉄に乗りグランドセントラル駅へ。構内が広くアメリカらしさを感じる駅だが、ここにも星条旗。12年前にカリフォルニアを訪れたときより旗が目立つのは、やはり戦争遂行中だからか? 駅前よりラガーディア空港行のバスに乗車。約30分で空港へ。

 ラガーディア空港は国内線専用で、小型のシャトル便が多数発着している。ここも、荷物検査に時間がかかる。離陸が約1時間遅れ、20時過ぎにワシントン・ナショナル空港着。ここから、宿泊先のQualityInnIwoJimaがあるアーリントンまでは、地下鉄で約10分。駅を降りるとまだ明るいが人通りが少ない。徒歩10分弱でホテルに到着。ワシントンDC周辺のホテルはどこも高く、ここは安いほうだが、部屋も広く快適。宿泊料金は曜日により異なる(平日が高い)が、3$483

△ワールドトレードセンター跡    

 

NY証券取引所           △グランドセントラル駅

 

△海兵隊戦争記念碑           △国会議事堂

△議事堂内

△航空宇宙博物館            △アレキサンドリア・オールドタウン

[2007.5.3]ワシントンDC&アレキサンドリア

  朝7時過ぎにホテルを出発。ホテルから徒歩5分程度のところにある海兵隊戦争記念碑(硫黄島記念碑)へ。ここは19世紀から、アメリカの海兵隊(前進含む)の海外出兵を記念する目的で建てられ、太平洋戦争の転機となった硫黄島への上陸の模様を像にしたもの。その周囲に書き込まれた年代と世界の地域名を見ると、アメリカは海外派兵と戦争を繰り返してきた国であることを感じた。

 地下鉄FederalCenterSWへ。周辺は官公庁が多く、その間を歩き、国会議事堂前へ。ここで行列に並び、9時からの整理券配布を待つ。30分以上並んで、10:30入場のチケットを入手。スミソニアン協会の博物館群が近くに並んでいるので、最寄のアメリカ・インディアン博物館に入場、展示は文化や習俗の紹介が中心。

 10:30に入口に並び、ガイドの案内で議事堂内へ。チケット配布による一般と、議員の紹介による団体の2種類があるようで、後者はお揃いのTシャツを着た小中学生が多い。入口で荷物検査があるが、特に個人名などは申請しない。議事堂内部は、見学客であふれかえっている。絵画や歴代の政治家の銅像を中心に見る。議会開会中であり、議員やスタッフも行き交っている。

 議事堂を出て、正面のモールと呼ばれる、広大な緑地帯沿いにある、国立航空宇宙博物館へ。アポロ計画で実際に使用したロケット、ライト兄弟の複葉機の復元、そして様々な時代の軍用機が抱負に展示されている。アメリカの航空宇宙開発が軍事と深く関わってきたことがよくわかる。次いでナショナルギャラリー自然史博物館へ。いすれも展示量が豊富で入館無料であり、アメリカの国力を感じさせる。

 博物館閉館後に地下鉄に乗って、建国前につくられた港町アレキサンドリアへ。KingsSt.駅で下車し、バスでポトマック河畔のオールドタウンに向かう。旧市街と言っても、ヨーロッパの街とは比べ物にならないほど新しく整然としている。フィッシュマーケットというレストランで、CrabCakesというカニ肉のハンバーグのようなものを食べてビールを飲む。駅まで歩き、地下鉄でアーリントンへ戻る。

[2007.5.4]ワシントンDC&ペンタゴンシティ

  少々朝寝をしてしまい、10時過ぎにワシントン記念塔へ。すでに当日分の入場券は配布済で入れず。徒歩でWWⅡ記念碑、朝鮮戦争戦没者慰霊碑、リンカーン記念館、ベトナム戦争慰霊碑を巡る。昨日と同様、生徒の団体が多い。米軍人の戦死者の名が刻まれているがたいへんな人数。現在のイランでの戦争の慰霊碑もこのようにできるのだろうか。

 徒歩でホワイトハウスの前を通り、ロナルドレーガンビルの地下で昼食。入口では荷物検査が厳重。ここのフードコートは各国料理のファストフードが並んでおり、中華、寿司もある。続いて、オールドポストオフィスへ。ここは昔は郵政省の建物だったそうだが、現在はショッピングセンターのようになっており、最上階に展望台がある。ここからは、FBIビルをはじめ市内の景色がよくみえる。

 ここから南方に歩き、ホロコースト記念博物館へ。整理券を受取るが30分以上先のため、タイダルベイスンという大きな池のほとりにあるジェファソン記念館へ。ここもリンカーン記念館と同様に白亜の吹抜けの建物の中に像がある。

 ホロコースト記念博物館は、ナチスが台頭するに至った歴史、その主張、ユダヤ民族の状況、ホロコーストの実態などが詳しく展示されており、他国の同様の展示(英仏の戦争博物館など)と比較しても充実している。閉館時間までじっくりと展示をみる。

 地下鉄で国防総省のあるペンタゴンの南にあるペンタゴンシティのショッピングセンターへ。ここは、デパートとブランドショップなどのショッピングモールがある。金曜の夕方のせいか人出も多い。Macysでジーンズを購入。再びアーリントンに戻り、リブステーキの夕食。

△ワシントン記念塔            △リンカーン記念館

△ホワイトハウス             △ジェファソン記念館

 

△アーリントン墓地              △アレクサンドリアの朝市

[2007.5.5]ワシントン→シカゴ経由→成田へ

 朝6:30にホテルを出発。硫黄島記念碑の横を通り、アーリントン墓地へ。ここは、南北戦争以降の軍関係者の墓がある。広大な土地に白い墓標が並んでいる。アーリントン墓地駅に7時に着く。この日は土曜で、初電の始発駅出発が7時なので、7:30頃まで電車を待つ。搭乗便まで時間があるので、前々日に行った空港の二駅先で降り、アレキサンドリアの朝市を覗く。農産物が中心。

 ワシントン・ナショナル空港に9時に到着。厳重な荷物検査を経て、JL5405便(AAとの共同運航)に搭乗、シカゴへ。上空から見るとアメリカの都市は整然と区画整理されたものが多く、ハイウェイが都市と近郊を結んでいることが特徴。

シカゴ・オヘア空港でJL009便に乗換え。ほぼ満席。

 [2007.5.6]帰国

  ほぼ定刻どおり15:30頃到着。

 

 

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