ORNETTE COLEMAN (1930〜)
1930年 アメリカ、テキサス州生まれ
1959年 デビュー
彼については年表で見るよりも言葉で語ったが方が早い。
当初、R&B系サックス奏者として活動した後、
59年のデビュー以来、コード進行や曲構成などにしばられない、
いわゆる“フリー・スタイル”のジャズを演奏し、
その後のジャズ界に大きな影響を与えた。
デビュー当初はその調子外れの演奏に多くのミュージシャンが嘲笑したが、
実は彼の発想の重要性をいち早く感じ取ったのが
マイルス・デイヴィス、
ジョン・コルトレーン、
ソニー・ロリンズ、
エリック・ドルフィーなどの、
その後のジャズ界を大きく背負って立つ
大物ミュージシャンたちであった。
彼の出現によってフリー・ジャズが生まれ
60年代以降のジャズ・シーンを根底から大きく変えた
ジャズ史上の最重要人物である事は誰も否定できない事実である。
The Shape Of Jazz To Come (1959)
Ornette Coleman(as)
Donald Cherry(cor)
Charlie Haden(b)
Billy Higgins(ds).
1 Lonely Woman
2 Eventually
3 Peace
4 Focus On Sanity
5 Congeniality
6 Chronology
フリージャズというとなんだか難しそうに感じますが、今聴くとこれがフリージャズの走りだったのかと思うくらい新鮮に聞こえるかもしれません。しかしこの1枚から始まったんですね・・・